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届いたメールより(その3)

前回のメールを受けて、私は下記のようなメールの返事をしました。メールの主が地元から、と思って前回の返事はだいぶ地元地域性の高い内容でしたが、改めて所在地が分かった上で返事をしたのです・・・。

--------------以下、私の返信より----------------
いやあ、お恥ずかしい・・・、地元の方ではなかったのですね。失礼いたしました。
でも、かつてはM商、K一高など、(高校の)全国大会でも強豪として名を馳せていた県、そして今では、K.AというJ屈指の強豪チームを抱える県、ですよね・・・。

ただ、お話を聞く限り、「欠格教育者」の課題はどこでも大差無いのだな、と言う印象を持ちました。
(・・・前回のメールで、地元少年団や中学の部活動でも、教育者ということを忘れたような選手を罵倒する指導が見られることをお話したのでした。)
と同時に、今のJを含めた環境と、過去の高校サッカーでの栄光などから、しがらみにとらわれた指導者による育成年代の様子が窺い知れたような印象も持ちました。

ちょっとメールの文面を私のブログで紹介したいくらいです(本当に、お名前を伏せているので、コメントとともに掲載したいのが実感です)。
やはり「楽しさ」、そしてそれは「サッカーに来て友達とふざけて遊んで楽しかった」と言う「楽しさ」ではなく、サッカーそのものをプレーして「うまくなれた」、「頑張った」という充実感から得られる「楽しさ」を追求し、(だから、繰り返し申しますが、私は技術至上主義については否定的ではないのです。)それを子どもたちに提供する、こうした指導が必要なのだなぁと実感させられます。

クーパーコーチングというスクールがありますが、「M」市と「T」市にあります。
ただ、こうした現状をお聞きすると、そのスクールすら、順番待ちするくらいに応募が殺到しているかも知れませんね。
(Jリーグの)M.HやK.Aなども、選抜以外にスクールを開いているでしょうし、地域社会人リーグでそうしたスクール活動を子どもたちに提供しているチームもあるかもしれません。
やはり今の少年団だけではないはずですから、可能性を信じて、お子さんのためにまずは情報収集に行動してみてはいかがでしょうか。

私と仲間の指導者は、Kさんのお言葉を胸に刻み、またサッカー後進県の長野県にて丁寧な指導に努めてまいりたいと思います。
それではっ!
-------------------------以上-------------------------
ということで、皆さんよくご存じの関東地域ですね。ただ、こういう印象をごく一部の指導者によって作り出しているのだとすれば、非常に残念なことです。

・・・この返事を頂戴しましたので、三たび掲載したいと思います。

-----------------以下、メール本文より-----------------

実は県西地区に在住しておりまして、なじみの深い強豪校をご存知と知り、大変光栄に思いました!

小林様のご指摘同様、私共の地域がサッカーが盛んである理由は、サッカー黄金時代を築き上げてきた世代と、それを見て育った世代が今の子供達の育成に当たっている所以からです。

良くも悪くも子供に過度な期待をかけ過ぎて、子どもたちに本来なら楽しむ場を与える目的だったサッカーが、いつの頃か、楽しいサッカーを置き去りにして、勝つために、強くなるために躍起になってしまった。

子ども達は好きで始めたサッカーなのに、いつの間にか、楽しめないサッカーをやらされてしまっている…。

私は技術至上主義を否定するつもりは全くありません。ただ、子どもが楽しくサッカーを学べているのかどうかという疑問があるところでして。

どんなにナイター設備の整った小学校で、夜遅くまでたくさん練習を積み重ねても…
サッカーが好きで楽しいという気持ちがついてこないと、技術は上達しないという理念があるからなのです。
NHKで昨夜放映された日本代表の中澤選手のコメントも然り。サッカーを好きで居続ける気持ちが大切だと。

そんな子ども達のモチベーションを底上げする役目が指導者のはずですのに、サッカーを辛いものと思わせてしまう、心無い一部の指導者がいることが残念でならないのです…。

所属チームの指導者を誹謗中傷したいのではなく、サッカー少年を子にもつ親として、子ども達が笑顔で一生懸命にボールを追いかける姿を見たいだけなのです。

例え、子どもがこの先サッカー方面に進まなかったとしても、サッカーをあの時やっててよかったと思ってくれれば…。それでもいいと思います。

好きなサッカーを、辛い気持ちを抱いたまま諦めなければならない子ども達が、少しでも減ってほしいという思いと

訴えることができない子どもたちの代弁の気持ちを込めて
現場に携わっていらっしゃる方々へ一石投じるために、勇気を出して投稿しました。

匿名ですから、書き込んだ内容はブログに公表していただいても構いません。
むしろ公表していただきたい!

サッカー少年の親というだけで、あまりサッカーのことも知らないで生意気なことを色々申しましたが、耳を傾けてくださったことに大変感謝しております。

小林様のような監督と、優秀な指導者がもっと増えていけば、子ども達はきっと大丈夫です。
中澤選手のようなサッカーに夢を追いかけていくことができる子どもたちが多く育つはずです。
そんな中から未来の優秀な指導者だって育つはずです。

今回の件では、度々の温かいお返事をいただき、大変励みになりました。
脚の様子と相談しながら、好きなサッカーが続けられるように、前向きに息子と共に一番良い道を模索したいと思っております。

そして、長野のサッカーがますます発展されますよう心よりお祈りいたします。ありがとうございました。

--------------------------以上-------------------------

名指しでお褒めの言葉を頂戴して、大変恐縮してしまいますが・・・、今年は本当に現場に足を運び機会が少なくなってしまっています。青年会議所の事業もトップシーズンを迎え、その中で大会や練習の指導に行かれなくなることがすでに分かっているだけに、何とも心苦しい時期を迎えつつあります。

トレーニングの質も量も、そして心のケアも、しっかり出来る指導者がもっともっと自分の周囲に育って欲しい、そして、女子を指導することにも逃げずに出来る指導者であって欲しいし、女性の指導者も育ってきて欲しい、そう願って止まないのですが、現状はバタバタな状況です。

ウィングの指導者も男性ばかりで、しかも少年団との掛け持ちですし、ましてやこの不景気で厳しい状況、地域のスポーツを支える私たち指導者も、それにばかり関わっていれば悲しいことに「道楽者」扱いを受けてしまいます・・・。限られた時間の中でいろいろやろうとしているだけに、私も周囲の皆さんにご迷惑をお掛けしているばかりです・・・。

ただ、自信が持てたのは、技術至上主義を「楽しく」選手たちに提供していくことに間違いは無いなって・・・。
県内指導者の皆さん、頑張ろう!楽しく選手たちに技術を提供して行きましょう!

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Comments

メールの保護者さんが、対象のコーチと、当該の指導内容について、改善のために直接対話したことがあるかどうか知りたいところです。
そうした上で理解してもらえなかったのか、話し合うことなしに小林コーチに共感を求めたのか・・・・
保護者からそういったことを話しかけることは、たいがいの場合気が引けるし、逆に、コーチの方から積極的に保護者に話しかけることはまずないでしょう。
プレーヤーのコミュニケーションが重要なサッカーというスポーツですが、日本では体育会系ノリが支配し、コーチ様と親がコミュニケーションをとることは難しい部分がまだ多いかもしれません。

少年団やサッカーのみのクラブで先進的な取り組みにしていくには、コーチから親にオープンマインドでコミュニケーションをはかること、その子の状態や現実的な育成プランを、コーチと親で作っていくことなどを、コーチが主体的に行えばいいと思います。
総合型地域スポーツ活動等なら、コーチは当り前のサービスとして行っているはずです。

ただ、プロサッカー選手を目指す場合は、何らかのエリートプログラムに乗る必要はあると思います。プロを目指すなら、残念ながら弱音をはいた時点でプログラムから外れるしかないでしょう。

夢は大切ですが、プロを目指すか、生涯スポーツとしてのサッカーを目指すかでは、はっきりいって道は別れます。選ぶのは、または選ばれるのは子どもたち自身ですから、親はその子の進む道に応じたサポートを楽しみましょうよ。

私は少年団低学年時代から、セガレの生涯スポーツとしてのサッカーを応援して、それを謳歌してるし、エネルギーももらってますよ。

Posted by: OFF THE BALL | July 05, 2009 at 10:47 AM

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