届いたメールより(その1)
お久しぶりです・・・。
お恥ずかしいことに、ID・PW統一により、遠く失念していてログイン出来なかった、というのが正直なところですが・・・(苦笑)。
・・・ということで、長らくお待たせしました。そのメール(1通目)について、下記に掲載いたします。
----------以下、届いたメールより--------
うちの息子が所属している少年団は、まさに勝利至上主義、技術至上主義の典型だと思いました。
息子は運動神経があまりよい方でなく、足も遅いし、体も小さく、もともと足に不安がある子なので、 ハードな日程での練習、詰め込みすぎる試合のローテーションでは、すぐに故障してしまいます。
先日も、弱点の膝が痛むので通院しながらの中で、参加しているのですが、故障してる子はかわいそうです。
別メニューで軽いトレーニングなんてないのですから。
本格的な練習はまだ出来ないので、ボール拾いしますと本人がコーチに伝えたところ、
「肝心な時にお前はいつも出来ないから巧くもならないんだ。だったらサッカーなんてやめちまえ、馬鹿!」とまで言われたそうです。
後で息子から聞いたのですが私は大変なショックと怒りを覚えました。
見学だって勉強になるはずなのに、ケガの心配をするどころかまるで厄介者扱い。
小学生に対してあまりにもひどすぎる言葉。
私よりも息子が一番傷ついてるはずですが、辞めたらチームメイトに迷惑がかかるし、サッカーは好きだからと涙も見せず頑張っています。私はそんな姿を見守るだけなのですが…、
卒団まであと一年、このまま頑張って続けてもらいたい気持ちもありますが、果たして笑顔で卒団出来るのだろうか、とても不安になります。
好きだったサッカーが嫌いになるのではないか。
子ども時代にこれだけ虐げられて、この子の将来どうなるのだろうかと。
息子だけではありません。同じ学年の子ども達も、たくさん傷付いています。
人数も少なく、特出した選手がいないためか、他の学年と比べると劣るところがあり、なかなか試合では結果が出せません。
上の学年の試合で借り出される場合でも、この子たちより下の学年でも技術的に巧ければ使ってもらえる。毎回練習に参加してる下手な子よりも、たまにしか練習に来ない巧い子を優先してしまう技術至上主義。
欠点ばかりを責めて、少しでも子どもを誉めようとしない。
巧い子ばかりを可愛がる。この学年はダメだとレッテルを貼られていますが、子ども達のプライドを奪っておいて萎縮させたのは大人の責任。これではチームのモチベーションだって下がります。
入団して四年目ですが、イヤと言うほど教育者の未熟さ、稚拙さを感じてしまいました。
小学生のサッカーに、そこまで勝負や技術にこだわらなければいけないのか、甚だ疑問が生じるばかりです。
もちろん、サッカーは競技ですから勝ち負けにこだわるのは理解できます。
勝つためには技術が必要なことも。
親よりも一番子どもたちがわかっています。
しかし、サッカーの楽しさが子どもたちに伝わっていない現状に、どれだけの教育者達は気づいているのか…。
教育者が自分の理想を追求するあまり、ついてこれずに離脱してしまう子ども達がどれほどたくさんいることか…。
少年団はプロ選手を育成する所ではないことを、早く気づいてもらいたいです。可能性を秘めた子ども達の芽を大人のエゴで摘み取らないで欲しい。そう願っています。
子どもたちは好きなサッカーを楽しくプレーしたいだけなのですから。
----------以上-----------
かなり、感情的な発言で、「ドキッ」とさせられる内容のメールでした。
自分の指導を振り返って、「まさかそれは自分には無い・・・」、と思いつつ、緊張が走った事は事実です。
最初、自分の身近な地元少年チームの保護者からかな、と思ったのですが、どうやらそうでは無かったのです。
僕は「技術至上主義」には否定的ではありません。むしろ選手にはそれを求めているくらいです。ですが、上記のようなアプローチでは、こどもたちは「楽しんで上手くなる」ことはそうそう無いでしょう。プレッシャー・強迫観念のもとに「サッカーをやらされている」感が強い様な気がします。
そう言う手法・アプローチでないと選手は成長しないんでしょうか?全国レベルと言われる地域では、こういう手法だからこそ、そのレベルに到達するんでしょうか?だったらそこまでする必要は無いんじゃないかな、とさえ思ってしまいました。
ここに出てくる「指導者」という表現も、「教育者」という表現も、このメールから聞かれる内容の方々には当てはめるのは難しいな、と思いました。
さて、どこのサッカーどころでしょうか・・・続きは後日。
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Comments
更新待ってました!
mailの方のお子さんは、サッカーを楽しみたくてクラブではなく少年団に入ったのに、辛い思いをしてしまったようですね。世の中で生きていくには少なからず嫌な思いと付き合っていかなければなりませんが、楽しみにしていきたいことは嫌いになってしまわないようにお祈り申し上げます。
私は個人的に、ゲームの結果や過程としての技能以上に、最近はいろんな意味を含めて『ハート至上主義』を各チームに期待するところであります。
mailの方のお子さんだけでなく、より多くの子が、サッカーという言葉の響きだけで笑顔になれる大人になってほしいです。
Posted by: OFF THE BALL | June 16, 2009 at 09:40 PM
更新、心待ちにしていました!
さっかー小僧も自分自身を振り返り、かなり『冷やっ!』とさせられました。
指導者である前に大人として、その子の成長に、その子の人生に大きく関わっています。
だからこそ、常々、言ってはいけないことだったり、これだけは抑えておかなければいけないこと、というのは意識するようにしています。
ですが、さっかー小僧も熱くなればなるほど、かなり厳しい言葉を言ったりすることもあります。
その言葉がけが適切だったかどうか?
この選手にそれを言って良かったか?
違うアプローチはなかったか?
逆に選手たちを委縮させていないか?
…後で後悔することも多々あったりします。
これは、キッズ(U-6)の指導ガイドラインに掲載されている詩の引用です。
~~~~~~~~【以下引用】~~~~~~~
批判ばかりされた子どもは 非難することをおぼえる
殴られて大きくなった子どもは 力にたよることをおぼえる
笑いものにされた子どもは ものを言わずにいることをおぼえる
皮肉にさらされた子どもは 鈍い良心の持ち主となる
しかし、
激励をうけた子どもは 自信をおぼえる
寛容であった子どもは 忍耐をおぼえる
賞賛をうけた子どもは 評価することをおぼえる
フェアプレーを経験した子どもは 公平をおぼえる
友情を知る子どもは 親切をおぼえる
安心を経験した子どもは 信頼をおぼえる
可愛がられ抱きしめられた子どもは 世界中の愛情を感じ取ることをおぼえる
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私たちの指導や家庭や学校の教育にも通ずるところがあると思います。
Posted by: さっかー小僧 | June 18, 2009 at 10:30 PM