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底辺の「運営」の現場について

 コメント、ありがとうございます。結構思いつめたような記事で申し訳ありませんでした。ただ、それというのも、今まで記載した指導・育成のスタッフとして関わって欲しいという思いと同様に、この題名に関しても課題があるからなのです。そう、運営スタッフの少なさ、運営ノウハウ蓄積の少なさについてです。

 実は最近、身近なチームで運営上の不手際が起きました。監督、運営、記録など、様々な業務を一手に負って、その多忙さから生じたミスがきっかけの事故でした。ただし、北信越内のチームのほとんどが、代表者や監督が指導スタッフ、運営スタッフを兼務しているという状況で活動しており、同様の可能性を孕んでいるとも言えなくもないのです。
 私も試合会場に仕事などで行けない日に選手証を預け忘れていて、慌てて受け渡しの手配をしたり、アイビーリーグのスケジュールが他の予定とバッティングしたのにキャンセルをし忘れ、皆さんに頭を下げて回ったりと、最近の多忙な状況から周囲の皆さんに迷惑をお掛けしてしまったり、バタバタしてしまうことが起こってしまっています(後日状況の理由・詳細はお話しいたします)。

 先日の少女の大会では、県協会の関係者が来て審判業務を手伝い方々「運営がなっていない」と指摘をして帰って行きました。現場の思いや実情に寄り添うことなく指摘だけして、その場にいた運営スタッフの皆さんは反論したかったことでしょうけれども、言いたい気持ちをぐっと噛み締め、指摘を受け止めた様でした。

 指摘は確かにその通りなのかも知れません。しかし、運営方法に関する資料提供や、研修会や勉強会などの企画を過去にしたことがあるでしょうか。今年初めてリーグの運営に関する資料を、手探りで、それも事務局サイドとは言え、私を含めた本業を持つボランティアメンバーが主体で作成したのです。まさにその点で言えば、大変だけれど、少しずつ前進し、みんなで明るく楽しく、何とかやっていこう、という雰囲気が現場にはきちんとあるのです。

 一方で、運営スタッフや指導スタッフ(特に30代、40代の、女子サッカーを経験している女性スタッフ)を過去に育てることがなかなか出来ていないのに、そういう指摘を言っている「だけ」ではまずいですし、そういう現場の思いに寄り添う心情はなかなか持てていないようです。
 ただ、県協会全体としてのミッションや複雑な業務が影響していることも事実です。それが影響して現場サイドへの指摘はどうしても事務的になりやすいですし、女子委員会の業務は女子委員会で何とかして欲しい、ということなのでしょう。

 ただ、運営上の不手際について、後始末を、なぜ、思いを持った一生懸命関わっているはずの僅かな人間がしなければならないのか・・・。このことがいたって無念でなりません。まだまだ努力が足りない、というのであれば、それこそ本業や家庭など、犠牲になることが今後より一層出てきてしまいます。だからこそ、多くのメンバーで少しずつ負担をしていく、そういう組織・体制が必要となってくるのだと思います。

 もう一方で・・・。今年・2008年のJFA北信越ガールズエイトは福井県での開催でした。長野県よりも人口が3分の1であるこの県が、実は女子・少女のカテゴリーでは最も強いのです。でも、大会では保護者に運営を手伝ってもらわなければならないほど拙く、厳しいものでした。その内容は決して良い評価とは言えるものではなかったと思います。会場の規制が厳しく、練習場所の確保が出来なかったこと、交代カードや手続きもかなり省略され、リフティング大会も場の混乱を避けるため他チームとの交流は無し、などなど、それほどスタッフの少なさや運営方法の拙さが目立ってしまいました。とは言え、そんな中でテントなどの準備・設営をし、運営をされた皆さんには本当に感謝しなければならなかったと思います。
 こういう状況を見ると、運営の拙さがどうのこうのよりも、まずは「Players first」であることが、巧さ、強さにつながっている印象を持ってしまいました。指導者が指導に積極的にチャレンジできる状況があり、それを支える運営スタッフがさらにいるのであれば、地域においても、カテゴリーにおいても、チームとしても言うことはありません。でも、運営面で恵まれた状況ではなくとも、子どもたちがサッカー出来る環境づくり、より高いレベルを目指せる基本技術習得のための楽しさを織り交ぜた指導、時には男子との対戦など、厳しいことにチャレンジする姿勢、など、継続的かつ日常的にサッカーそのものにいかに精力を注げるか、その違いがトップレベルの差につながってしまっていたように感じてしまいました。

 運営をあれこれ言っていた県協会の方が、最近は滑稽にさえ見えてしまっている今日この頃ですが・・・、本質を違えて小うるさく言っている滑稽さ、まさにその印象を一層深くする今大会でした・・・。

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