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クロスカテゴリー交流の必要性

 空き地やグラウンドでサッカーして遊ぶ時に、今は、果たして年代の異なった子を交えて遊ぶことが出来ているのでしょうか。また年上の方から、そういう時にいい声掛け、コミュニケーションが出来ているのでしょうか。

 今までのサッカースポーツ少年団の活動では学年単位で動くことが多く、少し年代が離れると全く交流がなくなってしまい、上に上がった時に声が掛けにくい状況が生じてしまいます。子どもたちが遊ぶことさえ、いろいろな意味で危険な時代ですから、なかなか難しいことだけに、そういう機会を大人たちがスポーツの底辺の現場においてもつくらなければならない様に思います。

 よく他のチームとの練習試合を組んだり、遠征試合を組んだりすることが有りますが、それならばむしろ同じチーム内で1学年上や、場合によっては2学年上のお兄さんに相手をしてもらって、人数的にハンデ有りのゲームなどでやってみると意外と面白いのかもしれません。
 非常に身近な先輩が相手をしてくれるのですから、場合によっては学校でも声を掛け合う仲間になれるのかもしれません。コミュニティとしてはより密接な関係を結ぶことが出来、良い効果をもたらすのではないかと思います。
 サッカー的に見た場合でも、上級生を相手にすることで、スピードや間合い、体格的ハンデの克服など、チャレンジすることで得られるメリットは結構有りそうです。クラブチームなどでは、「飛び級」でトレーニングを行ったり、逆に一般の選手がコーチとして来てくれたりというように、クロスカテゴリーでの交流が盛んに行われていることと思います。そうしたクロスカテゴリーの交流を少年団単位でも活用しても良いのではないかと感じています。

 クロスカテゴリーという意味では、また男女のカテゴリーの交流も意外な効果を発揮することがあります。
 少し前(6月末)になりますが、聖籠スポーツセンターで行われた北信越トレセンで、長野県トレセンU-12は女子選手を数名一緒に参加させました。やはり女子選手は、男子選手に比べて技術的にも体力的にもかなり劣るケースが若干見られましたが、きちんと機能している選手もいました。
 一方で男子選手ですが、他県が女子を派遣して来なかったために、ある種の危機感を持ったのでしょうか、逆に非常に積極的なプレーの出せた選手が多かったように思いました。コーチからもメッセージを送ったのですが、女子が入ったことによって、ゲームで起こるミスを女子選手の責任として転嫁して済ませてしまうのではなく、そうしたミスすらもカバーして守備を行う、ミスを無くせるような正確無比なチャンスメークを行う、などというプラス思考に転換できたことが、積極的かつ好プレーにつながったのだと思いました。
 また、不平不満を口にせず、取るべきコミュニケーションのみで、ひたすら黙々とプレーしている男子選手を見て、女子選手も、とにかく何とかしようというプレーの頑張りが今まで以上に出せたような印象を持ちました。トレーニングマッチでも、男子のみの他県チームに女子選手がゴールを挙げるとか、チームの勝利という結果ももたらせたゲームも見られました。
 とかくカテゴリーが異なると、お互いが責任転嫁してしまったり(特に強者・上級生が弱者・下級生を責めるケースが多い)、気持ちを切らしたり、強者の顔色を窺ってミスに怯えたりしてしまうことがあるのですが、こうした前述のようなプラス思考の行動とプレーが相互に出せたことは大きな成果だったように思います。特に、県内男子U-12選手のこうしたモチベーション・メンタリティには大いに感心したのでした。彼らの今後の活躍にも期待したいと思いました。

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