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第31回全日本少年サッカー大会

 長野県代表として出場したトップストーンさんは、組織自体をNPO法人化して、スポーツクラブとしての組織作りを積極的に手がけているチームです。カテゴリーも、一般からジュニア、そしてウィングも対戦した少女チームと、幅広く抱えて活動しています。最近は活動が困難になった近隣チームを吸収し、支部化して活動しています。こうした法人化による組織作りが、毎年運営担当者が学年ごとに異なってしまう少年団との違いを生み出していると言えます。法人化により、指導も運営も目指すベクトルを継続的に同じにしやすいから、成果を生み出しやすい組織になるのでしょう。
 また、昨年の豊科南、今年のトップストーンともに、キッズ、つまり幼児や小学校低学年の指導に積極的に取り組み始めた年代で全国大会出場を獲得しています。今後もその流れは一層強まるのではないかと思います。その成果が本大会における成績でも徐々に出始めている様に思います。
 かつて、私たちの年代では、「全国で未勝利の県」という残念な記録があったことを思い出します。それからすれば、全国各地からJクラブの下部組織や選抜形態で出場してくるチームなどと対戦してもそれなりの結果を出すようになってきつつあるのですから、キッズからの育成の成果、技術志向のチーム作りの成果などが表れていつつある様に感じました。
 でも・・・、ヴェルディさんとの対戦は、大変でしたね・・・。全国トップとの差はまだまだ大きいですね。

 ・・・こうした流れからすると、サッカースポーツ少年団というチームのアイデンティティ確立は一層難しくなってきています。小学生年代からのスタートであること(もちろん途中入団だとさらに技術的ハンデからのスタートとなる)、地域性が限られることなどが足かせとなって、しっかりしたチームを作って行くには何か余程の突出したものを必要とするでしょう。あるいは、地域のボランティア的受け皿としての特性を強く打ち出すことが必要でしょう。

 外部環境の変化に対応出来るスピードを持つには、トップの素早い意思決定とそれに伴う的確な行動力を発揮出来る組織作りが必要になってきています。仕事にも応用出来ることが学べそうな、一連の傾向のように思いました・・・。

 ここまではチーム作り、組織・運営に関することですが、次は技術について。ネットにアップされている映像を見ていると、アバウトなキック&ラッシュのチームが非常に少なくなっていることは感じられました。パスであれ、ドリブルであれ、「ボールを運ぶ」という丁寧さが感じられるチームが以前より多くなった様に思います。しかし、プレッシャーがきつくなる決勝トーナメントでは、リスク回避的なキック、あるいは前線の選手のより高いフィジカルを早く活用するためのロングボールも見られました。この辺りはエルゴラでも、スペインの少年年代と比較して木村浩嗣氏がキーパーのキャッチングからの素早いスローイング、バックパスからのサイドチェンジや「攻めなおす」リズムの変化の少なさについて指摘していました。
 また、芝生のグラウンドということで、クッションコントロールを結構使っている選手も多かったように思います。硬い土のグラウンドではどうしても細かく弾むボールを押さえようとエッジコントロールを使う習慣がついてしまいますが、細かいバウンドを吸収してくれる芝生のグラウンドでは、クッションコントロールで動きながら足下に収める方が動きに無理な力が入らずに済むのでしょう。次の動きへの連動性も高かったように思いました。

 決勝トーナメント進出のチームにはいわゆる技術的に「小気味良い」何かを持っていました。それはボール扱いのテクニックであったり(「キレ」の良いターン、フェイントのレパートリーの多さなど)、チームとしてのパスワークの連動性だったり、単純にスプリントのスピードであったりと様々ですが、さらに上位へ進出するには選手それぞれにその引き出しが多いか少ないか、その差に表れていたのかもしれませんね。

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