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めざせベストサポーター

 1~2年くらい前だったでしょうか、日本サッカー協会の技術委員会から、「保護者のみなさまへ」という形で、少年少女のサッカーに関わる大人たちが、子どもとどう接するかのアドバイスをまとめた冊子が配布されました。その冊子について、ある方からWeb上にPDF形式で掲載されていると教えてもらっていましたが、すっかりこの場で紹介するのを忘れてしまっていました・・・(苦笑)。
 「めざせベストサポーター」というこのハンドブックですが、非常によくまとまっている冊子だと思っています。

 でも、「教育県」の長野県においてはこういう冊子に対して、「そんなもの理想論でできっこない」と最初から批判する大人も残念ながらいるように思います。意外にもそういうマイナス思考の大人たちがもっと積極的に取り組むべき課題であるように思います。

 以前、全国ガールズエイトの北信越大会で、上位に進出したチームの保護者の応援から「よし、自分で持っていけ」という声が聞こえてきたことがありました。子どもの判断を強制すると言う意味では決して良いとは言えない応援かもしれませんが、「よし、(失敗してもいいから、まずは)自分で持っていけ」という、大人の側の、子どものミスに対する寛容さが感じられました。一方で、県内の少年サッカーの試合では・・・自陣ゴール寄りでパスをつなぐ子どもたちに向かって、「早く!!前へ!!ほら蹴ってぇ~!!」なんてチャレンジを引き出せない危険回避を迫る応援が聞こえます。子ども同士でさえ、「おいぃ、中に蹴るなよぉ」みたいな指示がいまだに聞こえることがあります。大人の指示を受けての選手同士のコーチングという感も否めません。これではいつまで経ってもディフェンスラインでサイドチェンジのパス回しは出来ないでしょう・・・。

 「子ども自身の夢」に向かって、「トライ&エラー」を繰り返す必要があることを認識して、「ゆっくり見守る」ことが大切なのでしょう(「」内は本文の見出しにもなっています)。今まではそれが出来なかった大人によって、歪められて育ってきたケースもあるのでしょう。ニュースで見聞きしたり、身近で経験したりする嫌な出来事には、そういう歪んだ接し方を経験して育ってきた大人や青少年の関わる事象が見られるように思います。つまり、サッカーの事象に限らず、様々な形で表出するのでしょう。関連して「アダルトチルドレン」、「境界例」などの用語も参考になります。

 ただ、育っていく過程の中で、歪んだ接し方を全く経験せずに済むことは極めてまれで、大なり小なりそういう事象を抱えながら大人になっていくのでしょう。私自身とて、例外ではありません。昨年の今頃、両親に対して感謝するという基本的な姿勢が欠けていたことを思い出します・・・。しかし、それを「育て方がいけない」と批判するよりも、自分自身の中できちんと昇華させていく必要を感じています。親が亡くなってなお、育て方への憎しみを昇華できずに、悲しい行動に出る大人になるのは大変残念なことですから・・・。

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