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信毎セミナーにて

 下戸さん、コメントありがとうございます。で、タイトルの件と絡めてお話ししたいのですが、「ワールドカップの楽しみ方」的な話について、そのセミナーの講師である方がお話しした内容を小耳に挟みました。
 「日本人は子どもたちにリフティングさせ過ぎていて、シュートの練習をしなさ過ぎる、だから、こういう結果に至るんだ」そうです・・・。
 では・・・、この方は、体のいろんな部位を使ってリフティング出来るのでしょうか。したことがあるのでしょうか。シュート練習を経験したり、沢山ボールを蹴ったりして、様々なキックを習得したり、ボールに強くインパクト出来るキックを蹴ることが出来るのでしょうか・・・。今まで、リフティングに注目せずに、それほどつけずにいた県内の現状を知らずにそういうことを簡単に言えるのでしょうか・・・。
 ・・・サッカーにおいては、どちらも大切、なはずなのです。どちらも、全く出来ないよりは出来た方がいいのです。でも、大勢を占める長野県内の私たちより上の年代のボールをそれほど蹴ったことのない方々、リフティングをしたことのない方々の前で、そういう話をするのはどうかな、と思ったのです。その話を聞いた方々は、(ただでさえ、「教育県」の県民性ですから、何か一言言わずにいられないので:ああ、私も何か言ってしまうその一人:苦笑)盲目的に私たち指導者に対してあれこれ指摘することになりはしないでしょうか・・・?

 確かに、他県のテクニックのある選手に対してそれを唱えるのは一理あるように思います。でも、長野県というところの現場サイドからすれば、明らかにこのコメントは長野県の技術レベルを一層低く乖離させてしまう一因になりかねないように思ってしまいました・・・。指導者が技術面での課題を感じ始めていて、その課題に対しての一つのトレーニングとしてリフティングの大切さを唱えたとしても、これでは親子ともども意地でもやらない、やらせないような風潮さえつくりかねません。ますます他県とのテクニックの差は開くばかり、日本サッカーの足を引っ張ってしまうことになりかねないでしょう。
 実は、最近のウィングの練習ですが、今まであまり重視していなかったシュート練習(キック練習)に対して、時間をつくって何かしら必ず行うようにしました。ですが、今までのテクニック重視の練習内容はほぼ全て含んで、です。つまり、練習自体の効率化と、指導におけるドリルメニュー時の回数の多さから来る「間延び」や、解説・説明時間が増え過ぎるのを改善しました。また、説明時に子どもたちから発せられる「?」の様子に敏感になることで、「まずは指導者があれこれ言わずに楽しくやらせてみよう」という意識で指導に心がけました。すると、全体の練習の質も上がり、子どもたちのトレーニングを受ける回数も必要なだけ出来るようになります。子どもたちを長い解説・説明で立たせっ放しにしないので、終了時にはしっかり身体を動かしたという充実感をもたせられることが出来ます。それでいて、3時間行う練習をいつもより10分以上早く切り上げられたのです。
 カンファレンスのジャン・ジャック氏のコメントにあるような、試合時間と同じ90分程度の練習で切り上げるのは、週1回のみのトレーニングにおいて、サッカーに必要な要素を網羅するには正直なところ大変難しいです。あの話からすると、週3のトレーニングだからこそ、60分~90分で切り上げられるし、そういうプログラムでフォーカスコーチングを行えばこそ、高いレベルの課題克服のトレーニングとなるように思いました。また、それ以上やらないことで、オーバーユースによる故障や怪我も防げるようにも感じます。でも、一週間、通しで考えたら、「止める」「蹴る」「運ぶ」をきちんと網羅できるようプログラムしていると思われます。
 日本では、ワールドカップのオーストラリア戦の悲しい結果を受けて、これからも様々な論評が飛び交うことと思います。でも、その論評している人が「ボールを足でどの位止めたり蹴ったり運んだりしたことがある」のか、「少年・少女などのサッカー指導経験がある」のか、大いに見定める必要があるように思います。だから、私としては、底辺や現場・背景を良く知るセルジオの「辛口」は大いに理解できるし、某テレビの日曜日に、サッカーに向けられる「喝!」「あっぱれ!」は、時折虚しくなるくらい疑問を強く感じることがあるのです(目の前で相手にしている中西氏はある意味大変だと思う・・・お相手、お疲れ様です・・・)。さて、日本代表のグループ予選あと2試合は・・・。そして、その結果に対する諸説評価は・・・?

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中学年代にあがってもゴールを決められる選手は、タイミングをずらしシュートにもためをつくれるタイプか、ニュートラルの置き位置から蹴るポイントを複数もちシュートそのものでずらすタイプ。あるいは年代ばなれしたスピードとパワーの持ち主。長野で活躍している選手は最後のタイプが主だと思います。さらに気になるのは、ボランチなど真ん中でプレーする選手が両足を同じように使えないため、ターン・フェイント・スクリーンを有効に使えないことです。その結果お互いにアプローチを絞りやすく、ボールの拾い合いからのリアクションサッカーになってしまうのが気になります。確かに速く見えますが、そこが他の地域でみるサッカーと一番違っています。利き足があるのはもちろんですが、リフティングで両足でボールを動かすリズムが身についている選手が少ないのかなと感じています。小林コーチのトライにはいつも感心します。サッカー素人の見方で恥ずかしいですが、たまたま関東、東海の全国上位に入るチームをいくつか観戦しましたので、少しでも指導の参考になればと思い投稿します。

Posted by: 下戸 | June 16, 2006 at 12:41 AM

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