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ほめる、励ます、叱る、怒る・・・

 コメントや、皆さんからのメール、指導の現場でのお声掛けを頂戴しまして、本当にありがとうございます。
 前回のお話からすると、なかなか更新は難しいと思われるかも知れませんが、サッカーそのものを全てあきらめてなどということは絶対考えられないことですし(苦笑)、ブログに載せるネタはあって(苦笑その2)、下書きしたものがいくつかあります。時々それをご紹介して行きたいと思います。
 さて、「褒める」、「励ます」、「叱る」、「怒る」・・・この違いをきちんと踏まえて指導するのは意外と難しいことですよね。とかく、課題を指摘する場合、感情にまかせて子どもたちに強い口調で投げかけてしまう事が多いですが、そういう時の言葉には、かなり人を拘束・束縛してしまう、強く、大きな意味があるだけに、指導者は本当にかなりの配慮が必要な場合が多いです。ところが、そういう時ほど感情的・直情的になっている事が多く、実際のところ、子どもたちを萎縮させてしまうケースがかなり見られるように思います。
 逆に、子どもたちが「怒られる」とか、「叱られる」と言うことに慣れていないために、何を言われているのか理解できない、過剰に反応してその後の行動に支障を来してしまう、と言う状況もまた、現状として多く見られるように思います。日常の親子の関係や、選手と指導者との間に「けじめ」のようなものが無くなって、なんでも、どんなときでもいわゆる「ため口」を聞くようだったり、挨拶がきちんとできなかったり、話を聞く姿勢に問題が見られたりするのは、そうした「けじめ」の欠如にあるような気がします。
 「楽しさ」がベースに無ければ、もちろんサッカーそのものを続けるためのモチベーションにも支障を来してしまいますが、同時に「けじめ」が無ければ、サッカーをより良い技術で楽しむための指導を受ける姿勢に問題が生じてしまうでしょう。指導者にとってこの「楽しさ」と「けじめ」のバランスをどこに取るかが非常に難しい課題かと思います。自分は・・・やや「楽しさ」寄りでしょうか・・・!?

 「けじめ」寄りというか、感情的になりがちというか、「怒って」しまいがちな皆さん、そこで、ちょっと一工夫しましょう。サッカーの課題を発見した時に良く用いるゲームフリーズ、このときに使う「はい、ストップ!」これを用いて、サッカーの課題同様に、行動面、しつけなどについてきちんと指摘すると、「怒る」を使わずに「叱る」事がしやすくなるように思います。即座に言葉で叱ってしまうと、感情も重なって、結局のところ「怒る」になってしまいがちですが、フリーズさせることで、指摘する自分自身も一息つくことができ、課題を整理して指摘できる可能性が高まるような気がします。また、「今、なんで止めたかわかる?」と問いかけすることで、本人に気付かせることにも繋がり、サッカーの課題に限らず、子どもたちをきちんとしつけていくことになると思います。でも、試合中にそれを用いることは出来ないですよね。そう、試合までにきちんと課題に取り組んで、試合では、なるべくほめたり、励ましたりというような指示に努めるべきかと思います。それで試合に勝てなかったり、ミスが出るようならば、まだまだ「課題多し」と言うこと。ベンチからの叱る指示が無くても、いい判断で、見ていて楽しいゲームの出来る選手に育てることの方を、指導者としての最終的な楽しみとして見いだせるよう努めたいものです。
 加えて、しつけるために叱った場合、行動の中で修正が出来たのであれば、きちんと、それも積極的にほめる必要があるでしょう。とかく指導者はこれを忘れてしまいがちです。これが出来ずに、簡単に一言で終わらせてしまったり、指導のレベルを探ることなく目線を下げられずに、叱ることの連続を起こしてしまったり、あるいはそれが結局「怒る」に至ってしまったりして、トレーニングに悲壮感が漂ってしまったり、子どもをつぶしてしまったりしてはいないでしょうか・・・。
 大人の社会でも見られる光景です。とかく叱っている側、指摘している側は「(評価のしようがないくらい)全然出来ていないから」と言って、改善行動に対する良い評価を放棄して、悪いところばかりを取り上げては注意・指摘を続け、終いには揚げ足取りかと思えるようなことにまで大義名分を取り付けて、相手側をつぶしてしまうことがあります。また、場合によっては「無視」を決め込んでしまっている傾向も見られるようですが(上記の4つ以外にこういう所作がありましたね・・・。マイナスの力が働いてしまう悲しい行動です。指導の現場ではまずあってはなりません。女子の指導では「見ている」「見てくれない」という点で注意が必要で、この誤解に気をつける必要があります。)、これをやってしまうと、若手の成長が大きな伸びを見せることはまずありません。反発してはい上がる方が数少ないのです。自らの権威・権力に固執したいがために、こうした手段を用いて若手の成長への意欲を出来る限り削がせて、それによって自分の権威を誇示してしまっているようにさえ感じてしまいます。
 こういう組織、どこかに見かけませんか?これって組織の進歩・発展どころか、停滞・後退を招きかねないと思うのですが、身近にいろいろ見たり聞いたりしているような気がします。もっと前向きな改善方法を探りたいのですが、とかく「排除措置」だ「制裁措置」だと締め出すのが定番になってしまっているようです。そのような締め出しによって、子どもたち、選手が犠牲にならないことを願うばかりです。

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