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指導近況報告

 諸事情により、指導に関する更新がなかったのですが、いろいろとお話ししなければならないですね。
 まず、8月末に行われた全国ガールズエイトの県予選。松本ウィングは初戦の茅野ビエントレオナと1-2の敗戦でした。ミスが絡んでしまった2失点でしたが、その後の彼女たちの追い上げには相手もたじろぎ、はね返すだけのものでした。出来ればミスなく、失点もなく、その攻撃をもっと早めに仕掛けたかったのですが・・・(苦笑)。
 先日の日本代表は何とかホンジュラスに逆転勝ちでしたが(笑)、ウィングを振り返ってみた時、決定的なチャンスを仕掛けてつくる事と、シュートを打つと言う事に対してなかなか積極的になれなかったように思います。プレイメーカーであるキャプテンのシュートがほとんどなかったという事がその象徴的な事実だったように思いました。相手の茅野は、キーパーに主力で頑張っていたセンターバックの子を据えるなど、本格的にチーム改革に着手しました。その威圧感にこちらの選手も気が引けてしまったのかもしれません。試合中の具体的な指示や、守備や攻撃について細かい修正のためのコミュニケーションも盛んで、連携で声の指示が出ずに「お見合い」してしまう事のあったウィングの子たちとの差がそこにも表れていたように思いました。
 その後の茅野は準決勝で6-2、決勝も7-1の圧勝での優勝でした。ウィングとの違いは、それらの試合でも発揮され、ゴール前まできっちり攻め込み、後ろから上がってきた選手に走りこんでミドルを打たせたり、少ない人数でも、きちんとフェイントを仕掛けて突破してシュートまで行ったりと様々な形を作り上げた上に、仕上げのシュートも美しく、目に焼きつく素晴らしいゴールばかりでした。
 でも、ウィングも下を向いてはいられません。一先ずは気持ちを切り替えて、トレーニング再開です。北信越大会は10月中旬ですから、それまで徐々にピッチを上げていこうと思います。間にはアイビーリーグなどで男の子たちとのトレーニングマッチも予定しています。
 大会後に、ウィングのある選手宛で、茅野の子からお手紙が届きました。「お互い北信越で頑張ろうね!」と言う内容のエール交換のメールでした。ライバルであると同時に、同じサッカーをする長野県の「仲間」である事を感じさせる嬉しいお手紙でした。実は、大会を通じて、彼女のケガが心配されたのですが、(あくまでも「本人いわく」ですが・・・)どうやら大丈夫のようです。何とか、本大会には万全の体調で臨んでもらいたいと思います。

 さて、続いてですが・・・、話は変わって開智少年団の事について。
 先日の市内の少年団リーグ戦で、6年生は全日本の県代表になった筑摩野に1-0で勝ってしまいました。なかなか小気味良い技術が出せて、裏のスペースへの工夫したボールも出ていました。とかく、タテの揺さぶりではなく、「タテへのドカ蹴り、ムダ蹴り」になりがちな県内のサッカーですが、意図的にウラのスペースへ「狙って落とす」感じのボールが出せていました。それと同時に、サイドにしっかり蹴れる子がいたので、サイドチェンジの大きなボールも入ったため、ドリブルの技術も絡めて、タテとヨコの揺さぶりがバランスよく出来たために、相手をうまく翻弄できたように思いました。
 リーグ戦については1試合のみでしたので、その後は来ていたチーム同士で10分で頻繁にチームを入れ替えてのミニマッチを行いました。ここに主に出場したのは前述の試合に出られなかった選手たち。実は彼らには大きな課題があります。
 その課題とはコミュニケーション・・・。前述の勝った試合に出場した選手は、きちんと自己主張が出来て、指示したり、されたり、その指示に対してまた意見が出たりとゲームの中で自分たちでの修正が図れるようになってきています。まさに先ほどの女子で言うところの茅野のような具体的な指示やコミュニケーションが、試合の中でポンポン、ワイワイ飛び出して来ます。
 その一方で、ミニマッチ出場の選手には、技術はあるのに味方の名前が呼べず、攻守のタイミングを逸したり、チャンスやピンチを察することが出来ずに指示が出せない、つまり「気付き」の意識に欠けている子がいたりします。でもなぜか残念な事に、そういう子たちに限って、合宿の夜などは賑やかなのですが・・・(苦笑)。結局、オン・ザ・ピッチでも、オフ・ザ・ピッチでも、何をすべきか「自分で」きちんと考えられる選手は、それぞれの場面でも、より質の高い行動が取れるということなのでしょうか・・・(苦笑)。
 パスが欲しいなら「ヘイ」くらいは声掛けしてほしいですが、それもままならないので、パスの出しようがなく、それでも周囲の選手も彼に渡した後は「後は(どうしたいか分からないから)何とかして!」みたいになってしまっています。本人のテクニックで最後まで(得点まで)仕上げられたら、とりあえず私としては何も言う事はないのですが・・・。
 でも、その子たちも3本目くらいにはかなり具体的なコミュニケーションが出てきました。名前を呼ばれて、「そこじゃ出せないよ!」とか、「戻れ、そこオフサイドだよ」とか、ミニマッチ出場の選手にもきちんとコミュニケーションできる選手はいましたから、そうした子たちに刺激を受けて、味方の名前を呼んだり、パスコースや守備のマークについて指示するなどのコミュニケーションが見られ、ゲームの質も上がりました。
 もう少し、こうした技術的・精神的にまだまだ課題の見られる子たちの底上げが出来れば、トップの選手たちにとっても、かなりいい刺激になって、秋の県大会に向けてサッカーの楽しさやゲームの質に積み上げが出来そうです。でも、本当はそれだけが目的ではありません。それ以前に、相手の主張を聞いた上で、きちんと自分の意見を言う事ができ、男の子として、お腹の底からしっかりはっきり声を出して言える、そういう大人になっていく上での、いつか社会人として行動していく上での必要な資質も育てていけたらなぁ、と思っているのです。

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