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全日本県予選(続き)

 前回の記事にコメントがあったので、ちょっと続きを述べたいと思います。
 というのも、コメントのdaiさんの審判に対する批判について、同意できる部分と、そうでない部分とあったからです。
 以前、審判更新研修会で、技術委員会の方からお話があったのですが、それについては私も疑問を抱いていました。「それ」というのは、たくましい選手を育てるために、ジャッジについて、ひとまずプレーを「見守る」意識で流してみようという内容のお話だったと思います。ですが、このお話は県内の指導者によっては穿った見方をしてしまいかねないと思ったのです。じゃあ、ファウルでもとにかく阻止してやれ、とか、激しくしてもファウルにならないからやってみろ、とか、勝利至上主義的な対応をしかねない、と思ったのです。どうも、もしかすると、daiさんの息子さんたちはそういうチームと対戦してしまったのかも知れません。
 私としては、そういう勝利至上主義的なチームとは対戦したくなくなってしまいます。それだと、自分のチームがボールキープしようと技術を出そうとしても、大ケガに繋がりかねないからです。結果として、ボールを簡単に離してしまう、いざと言う時に勝負できない選手を育てる事になりかねないのです。
 もちろん、そういう状況を乗り越えるたくましさも必要ですが、危険な後方からのチャージや、手の不正な使用など、ファウルをファウルとして取れない審判ではこれまた困ります。県内の2級の審判団も、1級取得には険しい道が待っていますが、きちんとした基準で、取るべきファウルはきちんと取る、ゲームの初めの段階でしっかり笛を吹いて、ゲームの最初から自分の基準をつくるというのがポイントのようです。その点からすると、現状県内で1級が取れないという課題と同様に、なかなか4種の審判員も基準をきちんと持ってジャッジできていない方がいらっしゃったのかな、と思いました。
 さて、その一方で、「審判で負けた」というコメントもありましたが、親であれば致し方ない感情なのかもしれません。でも、その感情を親や指導者が露にしたら、子どもを勝利至上主義の道か、はたまたマイナス思考の選手に駆り立てる事になってしまいます。悔しいけれど、もっともっと技術を磨く事、中田英ではないですが、1対1の局面でとにかくしっかり技術を出して勝てること、それが結果として勝利に繋がるようなサッカーを子どもたちに与えていかなければならないと思います。それでも勝てないことも、子どものサッカーにはあるものです。どんなに理想だと言われても、真理だけれど限度もあると言われても、ここを乗り越えられないで、あるいは乗り越えようとしないで中途半端なチームでいるのが長野の実情なのです。ですから、それでも「息子のチームは審判で負けた」と言うのなら、その実情に見事に収まってください。前を見据えて次に進むのが遅れるだけ、進歩も遅れるのですから・・・。
 自分は(チーム内のほかの指導者は必ずしもそうでないかもしれませんが・・・)、全日本に対して、そんなに思い入れが強くありません。なぜなら、そこ(全国)に行けなくとも、いくらでもサッカーの技術を磨き、経験できる場はあるからです。その基準として必要な事も大方イメージできるからです。ただ、県内の実情からすれば、自分の指導しているチームの技術レベルでも、まだまだ大いに物足りないし、クリアすべき課題はあると思います。
 ジャッジの質は私も努力していますが、独善的で基準のきちんとしていない方はまだまだいらっしゃいます。でも、本当にいいチームづくり、あるいはいい選手を育てるのならば、そういう独善的で不明瞭なジャッジも、つまらないと言われている大味なサッカーも打破していかなければならないのです。明日、また全日本の試合があります。市営の芝生は決して良くはありません。梅雨に入って、雨の心配もあります。逆に蒸し暑さから熱中症の心配もあります。審判団もどんなスタッフになるか・・・でも、それらすべてを受け入れてゲームに臨む子どもたちを精一杯励ましてあげたいじゃないですか!そして試合から戻ってきたら、勝っても負けても、しっかり労ってあげたいじゃないですか!子どもたちは大人の様子に敏感に反応するのです。ですから、保護者や指導者は「○○で負けた」という、後ろ向きの姿勢を出来る限り排除して、子どもたちが、また大人の影響を受けて後悔や後ろ向きの姿勢に連鎖しないよう、最大限配慮していかなければなりません。彼らが大人になって、サッカーに何かしら関わる時に、また同じ後悔や後ろ向きの姿勢で、前に進もうとしない選手を育てることにならないよう、早くそういうことに気付いて大人たちが精一杯大きな器で行動できるようにしたいものです。

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