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高校サッカーの亡霊

 県陵サッカーの亡霊・・・長野県サッカー界で全国レベルを経験できた、「何十年も」前のサッカー・・・。この世にはいなくなったのに、未だにその監督の訓示に県内の同校出身サッカー関係者がびびっているんじゃないか、って思う時がある。伝統のタテに早い、オープン攻撃。
 「赤き血のイレブン」の亡霊・・・(見たこと無いから良く知らないけど)前述同様、いずれも、タテのスルーパスで快速ウイングを走らせるオープン攻撃。これがチョー大好きな指導者が長野県内には何とまぁ多い事か・・・(笑)。結局、そういう指導者に限ってウイングのフィジカル(スピード)勝負のサッカーを子どもたちに強制している。私はそれ一辺倒というのは嫌いだ。少し前まで県の少年の関係者にも「こういうスピーディーなサッカーが俺は好きなんだよなー」と発言していたのを聞いた事があった。正直、がっくりきた。果たして、そういうサッカーに見合わない、小さいながらもきちんとした技術を持った選手がトレセンに選ばれない、悲しい事情も見られたのではないのだろうか。そして、最近はどうなんだろうか・・・。
 高校サッカーの亡霊・・・でも、なぜか静学(静岡学園)のサッカーに憑かれて虜になっているという長野県内の少年・ジュニアユース(中学部活)指導者は、ほんとに本当にほんとーに全くと言っていいほど見たことが無い(笑)。送り出す中学校にそういう指導者がいたらなぁと、常々思うものだ。浦和南との決勝戦でリードされても「あわてるな、ゆっくりつなげ」と発言したと言う、井田監督には感服する(自分はその場面をリアルタイムで見たことが無いので、詳しくは分からないのが残念なところだ)。恐らく、私でも、そういうリードされた状況になったらタテに早くボールを運ばせるかも知れない。一方で、国見のように、ゲームプランとして、試合の最初からドッカーンとバックラインからタテへ蹴り出して、前線の技術とスピードのある子だけに勝負させているサッカーもこれまた長野県内には結構多いが、自分はそれも大嫌いだ。それではディフェンスを経験している子の技術獲得には繋がらないからだ。センターバックのドカ蹴りならまだしも(いや、本当はそれもどうかと思う)、サイドバックまでそれだと一層つまらない。サポートしたり、オーバーラップしたり、1対1のボールの奪い合いの駆け引きをしたり、そういうディフェンダーとして攻守様々なサッカーの動きの要素を経験しないまま、上のカテゴリーに送り出される・・・。それは長野県のサッカーにとって不幸だし悲しい事だと思う。ゴールに直結するダイレクトプレー、確かに大切だけれど、長野県のサッカーにおけるディフェンスラインは意図の無いダイレクトプレーも許されてしまう。また、それを良しとする、それで結果オーライとする指導者が圧倒的に多いように思う。
 長野県内で自分の経験したサッカー、特に高校年代で経験したサッカーを子どもに押し付けている以上、長野県の少年・ジュニアユース年代のサッカーは変わらないように思う・・・。なぜなら、それまでにやらなければならない事があるはずだからだ。それをおろそかにしてまでフォーメーション練習、パスのパターン練習(そう言えば、全日本少年大会に行った某Sチームキャプテンのコメントに、「うちには攻撃パターンが色々あるから」というような内容の発言があったけれど、「パターン」って何?選手は考えてるの?不測の事態に何ができるの?中学・高校になってメンバーが変わっても出来るの?って聞いてみたい・・・。)などなど、個々の考える機会を奪っても反復練習で身に付けさせたいことが戦術練習としてあるという。最近、自分の指導している少年のチームでも指導者によってはそういう練習を見かけるだけに、「どうなのだろうか」、と自問することがある。
 自分は幸いにも、自分が経験してきたサッカーとは全く違うサッカーを指導することができた。また、身近にJクラブがあったため、それで全国・世界レベルとのものさしも測れた。そのチームへセレクションに行った選手の合否で、選手の技術的な基準も大体つかむ事ができた。結果として自分が経験してきたサッカーよりもさらに個人技や技術的にこだわったサッカーに取り組むことが出来ている。だからここにはとことんこだわっていきたい。仮にチームとして大きな結果が出なくとも、だ(でも、最終的には結果もある程度ついてくる。また、中学・高校など成長後の成果も結構面白いのだ。)。ただ、子どもの考える機会を奪ってまでも、個人技に走らせるかもしれないけれど・・・(笑)。長野県内では、圧倒的に少数派だから、それも有りかな、と思ってしまう・・・。

 こんな発言の仕方で、自分の首、絞めていない?敵つくりすぎちゃうんじゃない?なんてちょっと思ったけれど、この長野県内での少数派が早く半々くらいにならないかな、と強く、つよーく思っている。それくらい、客観的に見て、これら種々雑多な「亡霊」にとり憑かれているように思えて仕方が無いからだ。早くお祓いを済ませて、長野県のサッカーを変えましょう!!

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